バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いとは?一覧表で分かりやすく解説       

バーチャルオフィスとレンタルオフィスって何がどう違うんだろう?

これからビジネスを始めようと考えられている方や、既にビジネスを始められている方の中には、拠点となるオフィス機能が欲しい、と思われる方も多くおられるはず。

そんな時、横文字でバーチャルとかレンタルとか、一体何がどう違うんだろう?っていう疑問が湧き上がりますよね。

そんな方のために、本記事では

・バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違い

を分かりやすく、そして一覧でお伝えします。

バーチャルオフィスに向いている人、レンタルオフィスに向いている人の違いもお伝えしているので、この記事を見ればどちらのサービスを使えば良いか、判断出来ますよ。

是非、最後までお付き合いください。

目次

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いを分かりやすく解説

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いが簡単に分かるように、大きく4つの視点から分かりやすく解説します。

解説する視点は以下の通りです。

  • レンタルオフィスとバーチャルオフィスの特徴の違い
  • バーチャルオフィスとレンタルオフィスのサービス内容の違い
  • バーチャルオフィスとレンタルオフィスの料金の違い
  • バーチャルオフィスとレンタルオフィスの使い方の違い

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの最も大きな違い

まず、バーチャルオフィスとレンタルオフィスの最も大きな違いをお伝えします。

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの最も大きな違いは、物理的なオフィススペースの存在の有無です。

バーチャルオフィスのサービスは、ウェブサイトや名刺に記載できる住所を提供します。

提供された住所に郵便物が届いても転送してもらえますし、所在地の市外局番の固定電話番号を取得し、かかってきた電話を転送したりすることが出来ますから、あたかもそこにオフィスがあるかのように振る舞えます。

しかし、あくまでも提供されるのは住所だけですから、あなたはバーチャルオフィスの住所で実際に執務することは出来ません。

勤務実態としてはほとんどの場合自宅やカフェなどで仕事をします。

あくまでも仮想的にオフィスとして名乗れる住所をつくる、そのあたりが、”バーチャル”たる名前の所以です。

一方でレンタルオフィスは、物理的なオフィススペースをレンタルします。

オフィスとして住所が提供されるので、その住所をウェブサイトや名刺などにも掲載出来ますが、最も大きな違いは実際に執務出来るスペースが確保されていること。

オフィスとして人が集まり、そこで執務をします。

特に小規模の事業者の場合は事務所として個別に賃貸して、お金をかけてオフィス機器やネットワークを整備するよりも、既に完成されたファシリティの一角を借りる事の出来るレンタルオフィスのほうが効率が良いからです。

もちろん、レンタルオフィスも自社のオフィスとして郵便物などの受け取りや固定電話の設置も出来て、オフィスとして活用することが出来ます。

>>>バーチャルオフィスとは?メリデメや活用事例で分かりやすく解説

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの使い方の違い

バーチャルオフィスとレンタルオフィスは使い方も大きく違います。

バーチャルオフィスはどちらかというと個人事業主や法人として会社の住所を確保するという側面が強く、働く場所はオフィスでは無く別の場所という前提があります。

一方でレンタルオフィスについては、個人時牛主や法人として住所を確保するというという機能に加え、その場所で働くという使い方をします。

つまり、バーチャルオフィスはその場所で働きませんが、レンタルオフィスは実際にその場所で働く、という大きな違いが生まれるのです。

バーチャルオフィスとレンタルオフィスのサービス内容の違い

バーチャルオフィスとレンタルオフィスのサービス内容を比較したとき、最も大きな違いは物理的なオフィススペース提供の有無、ということになります。

バーチャルオフィスもレンタルオフィスもオフィスとして機能させるという点では、目指すものは同じです。

バーチャルオフィスは専用のオフィススペースが提供されず、されす、基本的にはそこで執務する形にはなっていません。

しかし、バーチャルですがオフィスなので、提供された住所で郵便物を受け取ったり固定電話の着信を受けたりと言ったことは可能です。

レンタルオフィスは専用のオフィススペースが提供され、郵便物の受け取りや専用電話番号での着信、会議などオフィスとしての機能がまるっと提供される点が異なります。

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの料金の違い

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの料金は大きく違います。

バーチャルオフィスは物理的なオフィスファシリティを持たないので、物理的にオフィスファシリティを確保しているレンタルオフィスよりも格安で提供されます。

バーチャルオフィスであれば安い物だと月額1,000円未満で、オフィスを作る事が出来ます(登記なども可能)

しかし、レンタルオフィスは安くても月に数万円が必要になります。

また、レンタルオフィスは使用する人数によって確保するファシリティの大きさも変わってくる為、使用する人数が多くなればなるほど、金額は高額になって行くのもバーチャルオフィスとの違いです。

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違い一覧

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いを一覧化しました。

この部分はどうなの?というのをピンポイントで解消することが出来ます。

バーチャルオフィスレンタルオフィス
オフィス住所の提供
提供されます。バーチャルオフィスの立地がそのまま住所になります。

提供されます。レンタルオフィスの立地がそのまま住所になります。
その住所で登記は出来る?
出来ます。

出来ます。
郵便や宅配物は受け取れる?
受け取れます。

受け取れます。
固定電話番号は取得できる?
電話の転送、電話秘書サービスを使用して対応します。

レンタルオフィスに着信します。
執務スペースはある?×
ありません。

あります。
会議室はある?
あります。

あります。
価格はどう?
物理的なスペースが提供されないので、価格はかなり安いです。
×
物理的なスペースを提供するので、
それなりの価格になります。
※全ての項目において、サービスを提供している会社やプランによっては提供されていないサービスも存在します。

表をご覧頂くことで分かるのは、バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いは「物理的なスペースがあるかないか?」というところが最も大きい事が分かります。

バーチャルオフィスとレンタルオフィスそれぞれに向いている人はどんな人?

それでは、バーチャルオフィスとレンタルオフィスについて、その違いを考慮しつつどんな人が向いているのか?という点に視点を向けてみましょう。

バーチャルオフィスに向いているのはこんな人

バーチャルオフィスに向いているのは

働く場所は何処でもいいが、オフィシャルに使える住所が欲しい人

です。

普段は自宅やカフェで仕事をしていて、働く場所は必要無い。

ただ、個人事業主や法人としてウェブサイトや名刺に使える住所が必要だという人は、バーチャルオフィスを使うと実際にオフィスを借りるよりもかなり安くその目的を達成することが出来ます。

また、これから起業するがまだ準備の段階の人や、起業直後で安定していない人など出来るだけコストを抑えつつも、オフィスとして機能する住所が欲しい場合など。

例えばネットでビジネスを完結している人や、ECショップを運営している人などにバーチャルオフィスは特に向いています。

>>>後悔しないバーチャルオフィスの選び方|絶対知っておきたい15の秘訣

レンタルオフィスに向いているのはこんな人

レンタルオフィスに向いているのは

働く場所を確保したい人

です。

一人で働くにしても、複数人で働くにしても、オフィスとして働く場所を決めたい、だけどコストは抑えたいという人にはレンタルオフィスが最適です。

自分で部屋を賃貸してオフィス家具を入れてFAXやコピー機、ネットワークなどを引き込む事をしなくても、オフィスとして設備の整っている環境を必要な人数分さっと借りる事ができるのがレンタルオフィス。

サービスを提供している拠点の最大値はありますが、規模に合わせて契約を変えれば大きな投資をすること無くオフィスのサイズ感も変えて行けます。

数人のチームが一堂に会して、議論をしながら仕事を進める必要があるのであれば、断然レンタルオフィスが向いています。

その他のオフィスサービスの形態は?

バーチャルオフィスやレンタルオフィスの他にも、オフィスサービスの携帯として提供されているものとして、

・シェアオフィス
・コワーキングスペース

があります。

シェアオフィスもコワーキングスペースの違いも他の人と共有して使うオフィスであり、レンタルオフィスの中の一つの提供形態だと言えます。

レンタルオフィスは、基本的に既にオフィスとして出来上がっている施設や部屋を占有することの出来る場所として借ります。

シェアオフィスやコワーキングスペースも机や椅子、ネットワークがすでに構築された場所を借りるのですが、その場所は占有空間では無く共有空間です。

隣には全く知らない誰かが座っていますし、その空間内にはあなたやあなたの会社とは関係の無い人達が沢山存在しています。

言うならば、カフェで作業をしているとイメージすれば分かりやすいと思います。

では、シャアオフィスとコワーキングスペースは何が違うのか?というと、重要視している軸が異なります。

どちらも、一つのオフィススペースを複数の人や複数の会社でシェアして使用する共有オフィスである事に違いは無いのですが、「ただ単に場所を共有する」という事を軸にしているのか、「その場にいる人達で協働してよりよい仕事をする」という事を軸にしているのか、という点で違いがあります。

レンタルオフィスなどに比べると費用面では安く借りる事が出来ますが、ビジネス上のセキュリティはどうしても甘くなってしまうので、個人情報や機密性の高い情報を扱う場合は、バーチャルオフィスやレンタルオフィスで対応するのがよいですね。

まとめ

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いについて説明を行ないました。

纏めると

バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いは「物理的なオフィススペースの有無」

だという事が分かりましたね。

また、物理的なオフィススペースの無いバーチャルオフィスは、費用面でかなりアドバンテージがあります。

どちらがいいというわけでは無く、働く場所が必要無いのであればバーチャルオフィスのサービスを使って、より賢くオフィスを持つことが出来るという事です。

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